藤岡みどり活動日記 2012年04月18日
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~松前町の明るい未来を目指して~   ワクワクレポート+α

視察研修Ⅱ
 「研修2日目。今日は県境にある山元町に向かう。大きな津波による被害が甚大だった町だ。そんな山元町の復興過程のこの1年の議会活動と、議員基本条例制定の過程などを勉強した。」

 昨日のハードスケジュールも何のその! 今日も頑張るぞ~と9時過ぎホテル出発。
 レンターカーで福島県との県境山元町を目指して走る。
 海岸線に面した漁港や田畑、住宅地に津波による甚大な被害が見受けられる。町内での遺体発見数は674人に上り、人口1万5千人に対しかなりの犠牲者数だ。勿論、けが人・避難住民なども多く、家屋の全壊が2217棟もあったそうだ。 

 10時前に山元町庁舎に到着。
 現在は仮設庁舎にて仕事をしており、従来の庁舎は地震の被害で危険な建物ということで封鎖されていた。

 最初に山元町議会が作成した『津波被害状況とあの11日の様子』のリアル映像DVDを見せてもらい、津波被害の実態を目の当たりにした。

 その後、向こうの案内で被災地の現地視察を行なった。
 あちこちでカメラやビデオでしっかり記録を撮り、改めてその悲惨さを感じた。
   
瓦礫の山
 特に中浜小学校の被害状況は現場が手つかずで放置されていたので、余計にリアルな現場として映った。当時の先生方の誘導で子どもたちを屋上のより高い所へ避難させていたので、一人の犠牲者も出さずに助かったと聞いて、不幸中の幸いだったんだと「ほっ」とした。
   
学校外側
        
学校内
  昼食後は山元町の議員さんたちと共に仮設庁舎会議室で、被災後の議会運営・復興計画策定の過程や昨年制定した議員基本条例についての説明を受けた。
 その後、質疑応答や議論という形で、かなり白熱して意見交換が行われた。時間延長になるぐらい交流して、終了となった。
 
 今日の研修で、我々も議会改革に向けて今一歩一歩進んでいる中だが基本条例の制定も視野に入れて、今後の取組を考えていきたいなと思った。また早速やるべきこととして、広報特別委員会を常任委員会に格上げする条例改正に着手すべきだと思った。
    
研修風景

  夕方5時過ぎにホテルに戻り、夕食時に今日の反省会を行ない明日に向けて鋭気を養った。
 明日はいよいよ最終日。利府町を訪ねる予定。
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